2022 | 01.24 | MON
縄文の森に溶け込む
CAMP IN THE CAMPUS vol.01

普段のキャンプはどんな過ごし方が多いだろうか?キャンプビギナーはどういった過ごし方を思い描いているだろうか?

昼間からアルコールを嗜むのもいいし、ダッチオーブンでローストチキンをつくるのもいいだろう。焚き火を囲んで仲間と語り合い、ときにはただ火を見つめてまどろむ幸福な時間を過ごすのもいい。

the campusでも、そうしたひとときを楽しむことができる。そして、周囲にある広大な森に足を踏み入れてみると、ぐんと世界は広がるだろう。林道を歩いて少し山を登ると、見晴らしのいいスポットが見つかるはずだ。果てしなく広がる森や、点在する集落、遠くには市街地も見える。なんだか違う国に来たような、いや、タイムスリップしたような気分になるかもしれない。

さらに歩を進めれば、道端にドングリが落ちているだろう。拾ったドングリを炒って食べてみる、ドングリコーヒーをつくってみるのも乙なキャンプの楽しみ方だ。ドングリを食すなんて、まさに縄文人である。縄文の森ならではの過ごし方を見つけてみよう。

こうして縄文の森に溶け込んだら、ますます五感が研ぎ澄まされてくるはずだ。時間帯によって鳴いている虫や鳥の声が違うことに気付くだろう。季節や1日の時間の移り変わりで異なる風景の色彩も味わい深い。

野生動物の気配を感じることがあるかもしれない。しんと静まり返った森、テントの中でふと目覚める。少し離れたところを歩く生き物の気配、そして突然の鳴き声に心臓の鼓動は速まる。テントのすぐそばまで来て、そのまま遠のいていく足音にホッと胸をなでおろし、また心地よい眠りへと落ちていく。

そんな自然との交わりが、the campusでは訪れるだろう。怖いと思うのか、面白いと感じるのか、もしかすると気付かない可能性だってある。予想できない体験をここで享受してほしい。その予測不能さこそがthe campusだと思うから。