無事完了!
日本酒と音楽を楽しむイベント「森ト酒ノ音フェス」が開催されました。当日はあいにくの天気でときどき雨が降っていましたが、約170人もの来場者が集まってくれました。
販売された日本酒は全部で15種類。5つの酒蔵の杜氏や蔵人が直接ブースに立ち、参加者へ酒を提供しました。それぞれの酒の特徴を聞きながら飲み比べをしたり、好きな味を伝えておすすめを教えてもらったり。酒蔵の人との会話を楽しみながら、日本酒を味わう参加者の様子が見られました。
- ◎参加酒蔵一覧
- ・喜久盛(北上)
- ・南部美人(二戸)
- ・浜千鳥(釜石)
- ・磐乃井(一関)
- ・岩手銘醸(前沢)
12時頃には、Tシャツや前掛けなどが当たるプレゼント企画も開催。ブースで日本酒を提供していた杜氏や蔵人がステージに上がり、それぞれの自己紹介を終えた後、じゃんけん大会がスタート。各酒蔵のオリジナルグッズを手に入れるために、多くの参加者で賑わいました。
会場を盛り上げるDJブースには、8名のDJが参加。屋根がかかったDJブースでお酒を飲みながら踊ったり、焚き火に当たりながらゆっくり過ごしたり、音楽が鳴り響く会場内で、参加者それぞれが思い思いにイベントを楽しんでいました。
日本酒に合わせたフードの販売を行う飲食ブースと古道具などを扱うお店が集まる蚤の市ブースには、合計17店舗が参加。飲食ブースには、普段は夜に営業している〈酒すたんど誠屋〉や〈chilldining&bar 燕〉などが出展していたこともあり、この機会でしか味わうことのできないメニューを求めて集まった参加者も多く、どのお店もとても盛況でした。中でも、特に好評だったのが、山田町の〈竹松や〉と宮古市の〈隆勝丸〉。日本酒によく合う、三陸の海鮮を使った料理が人気でした。
- ◎出展者一覧
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- 飲食ブース
- ・酒すたんど誠屋(北上)
- ・chilldining&bar 燕(北上)
- ・たこ焼き 笑門&GYOTEN(北上)
- ・リベラルシュウマイ(一関)
- ・竹松や(山田)
- ・隆勝丸(宮古)
- 蚤の市ブース
- ・DISKNOTE もりおか(レコード・CD)
- ・EFRICA(アウトドア)
- ・mum(スイーツ)
- ・YOLISUL(雑貨)
- ・FIKA+(雑貨)
- ・ミラノ(アンティーク家具)
- ・ベリー(アンティーク家具)
- 他骨董・古着など4店舗参加
イベントには、岩手大学の学生が所属する団体〈i-Sakeプロジェクト〉のメンバーも参加。〈i-Sakeプロジェクト〉は岩手県内で酒米の栽培や日本酒醸造のプロデュースを行っている団体で、学生自らが酒づくりに携わり、若者世代へ日本酒の魅力を発信することを目的に活動しています。
今回は白い家のシェフと共に、酒粕の活用方法を研究する活動「酒粕チャレンジ」を実施。酒粕で漬け込んだ肉、魚の炭火焼きや粕汁など酒粕を使ったレシピの開発や焚き火体験などを行い、慣れないアウトドアを楽しみながら活動している様子が見られました。
森ト酒ノ音フェスを主催したのは、盛岡市で居酒屋〈かもし処SUN〉を営む小林史生さん・優子さん夫妻。優子さんは、女性限定の日本酒イベントを開催する「盛岡おちょこ組」の組長としても活動しています。
おふたりは、これまで盛岡市で音楽と日本酒を組み合わせたイベント「蔵音ーサケダケサー」を開催してきましたが、同じイベントを「屋外で行いたい」という考えから、〈the campus〉での開催が決定しました。今回のイベントは、「日本酒をより身近に感じてもらえるように」活動を続ける小林さん夫妻の想いの通り、日本酒をたくさんの人に味わってもらう機会となりました。