ブックショップがやってきた!
〈the campus〉初となるカルチャーイベント〈BOOKNERDの出張本屋 at 北上〉を5月に開催しました。当日はあいにくの雨ではありましたが、それにもかかわらず約200名の方にご来場いただきました。
盛岡のカルチャー系ブックショップ〈BOOKNERD〉と東京の独立系出版社〈NEUTRAL COLORS〉のコラボ出店をはじめ、つながりのあるメンバーによるドリンクや軽食、雑貨なども展開しました。
- 《出店者一覧》
- ・盛岡 BOOKNERD (本)
- ・東京 NEUTRAL COLORS(各号・同レーベル出版物)
- ・遠野 NōTO GENERAL STORE(ドリンク・軽食)
- ・岩泉 Vallicans(農園芸・雑貨)
- ・岩泉 akiko sato “稲作以前”(雑穀・お茶・編み細工)
- ・盛岡 OOD(ブラウニー)
- ・北上 inen.kauko(ナチュラルハーブ)
中でも、スタートして1時間で完売するほど大人気だったのが、東インド地方のココナッツを使った「筍と海老のココナッツcurry」。食欲をそそられるカレーのいい香りが白い家の中に漂っていました。カレーに負けず劣らず、他の出店者さんも大盛況の様子でした。
〈the campus〉チームは豚汁と3種のおにぎり(アスパラとベーコン・鮭・スパム)、クラフトビール、ナチュラルワインで参戦。少し肌寒い日だったので、身体が温まる豚汁が好評でした。
午後からは、NEUTRAL COLORS代表・加藤直徳さんとBOOKNERD店主・早坂大輔さんによるトークイベント。「なぜ街に雑誌と本屋が必要なのか?ーひとり本屋の小商いのゆくえと、出版社のベーシックインカムへの挑戦」をテーマに、1時間の白熱したトークが繰り広げられました。
参加者は北海道から駆けつけた人もいれば、盛岡や地元・北上から来てくれた方も多く、年齢層もさまざまで、かなり熱量のあるトークイベントだったように思います。
もともと早坂さんと〈the campus〉のフィールドで何か面白いPOP-UPができないか話している中で、「北上市に本屋が少ない」という話題から、今回のイベントが実現しました。大量に持ってきた本に興味津々のお客さんを見て早坂さんも可能性を感じたよう。「たくさんの中から選んでもらいたくて、いっぱい持ってきました。予想よりたくさん購入いただきびっくりしました」
今回の反響を受けて、〈the campus〉でも本が楽しめるスペースをつくろうと考え中です。本好きの方も、そうでない方も、自然の中で読書を味わえる空間づくりを模索していきます。もしかしたら将来、北上にBOOKNERDのようなカルチャーを牽引する本屋さんが生まれるかもしれません。そんな息吹をたしかに感じるイベントでした。