大声飛ばせ
トレイルウォーク
トレイルウォーク
以前も記事で紹介した気候性地形療法「クアオルト健康ウォーキング」。実は、今年の6月までに体験会を3回開催している。
というのも、超最先端技術「ILC」(国際リニアコライダー)の研究施設誘致と、そこから生まれるエネルギーの地産地消を目指す「グリーンILC北岩手草の根勉強会」が行われているのだが、世界から研究者が集まることを見据えて、自然の中で健康づくりができる場もつくっていこうとクアオルト健康ウォーキングを実践している。
関係者約40人がthe campusのトレイルを散策。日本クアオルト研究所の石井隆氏を講師に迎え、クアオルトの基本を学んだ。
3つあるコースのうち、今回は2㎞ほどのミドルコースを約30分かけて歩いてもらった。トレイルの途中にある“ヤッホポイント”では大声を出してみたり、“脈拍計測ポイント”では実際に自分の脈拍を測ってがんばりすぎていないか確かめてみたり、いずれもクアオルト独自の手法だ。
普段は声を張り上げる機会がめったにないからこそ、大自然の中で叫ぶのはとびきり気持ちがいい。自分の声がこだまするのを聴く瞬間も面白いもの。
石井氏からも心拍数が上がりすぎない歩き方のコツなどをレクチャーしてもらった。あくまで疲れない程度に、気持ちよく歩くのが重要なのだ。だからこそ、終わったあとは気分がすっきりとしていて、リフレッシュになる。
今後もこうした勉強会と合わせて、クアオルト健康ウォーキングの体験会を開催していく。
いつの日かここに各国から研究者が集って、彼らが大声で叫ぶ光景を目にすることができるのだろうか。もし実現したら、そんな場所は世界中で〈the campus〉にしかないはずだ。