今年10月のプレオープン(予定)に向けて、〈the campus〉のことを地域の皆さんにもっと知ってもらおうと、7月24日(日)に「オープンキャンパス」を開催しました。
クロスカントリースキー選手・田中ゆかりさんのトークショーを同時開催したこともあり、彼女の出身地である西和賀町の名産品・湯田牛乳関連の試食会も行いました。
1966年、地域の酪農家や町、農協が出資し合って生まれたのが〈湯田牛乳公社〉です。地域から愛される湯田牛乳は、低温殺菌にこだわり、生乳本来の甘みと後味のすっきりさが特色の一つ。この他にも、乳製品や生乳を使ったスイーツなども製造・販売しています。
最近では、ギリシャ人プロデュースの「ga・raギリシャヨーグルト」が新登場したということで、オープンキャンパスでも来場者にその味を試食してもらいました。ひとたび口にしてみると、濃厚な生乳の旨味となめらかな食感、酸味を抑えた食べやすさがクセになります。
ある一人のギリシャ人が湯田牛乳にやってきたことから、この商品は誕生しました。「日本で祖国のギリシャヨーグルトをつくること」が夢だったというアントニオ氏が、湯田牛乳の味に惹かれて何度も直談判にやってきたのだそうです。熱意と本場のギリシャヨーグルトのおいしさに心を動かされ、商品化へと進んでいったのでした。
会場ではギリシャヨーグルトが無料で振る舞われ、お肉の付け合わせを試す人もいて好評でした。西和賀生まれのga・raギリシャヨーグルト。西和賀町を訪れる際にはぜひ食してみてください。
〈the campus〉では、湯田牛乳を使ったジェラートの提供も間もなくはじまります。キャンパスの山で採れたブルーベリーを使ってジェラートを試作中。つくり手は、北上市で8月にオープンしたばかりのイタリアンジェラートショップ〈GERATERIA I.to〉。
同店のミルクジェラートは、一般的なジェラートよりもなめらかな口当たりで、クリーミーさも相まってソフトクリームのようにも感じられる不思議な味わい。
ただ、乳脂肪分はアイスクリームより少ないため、あっさりとした後味が特徴です。低温殺菌牛乳を使用することで、さっぱりとした仕上がりになっています。材料はほぼ牛乳だからこそ、牛乳そのものの味に左右されるため、「やるからには湯田牛乳さんがいい」と店主の伊藤康輔さんが取り入れた経緯を教えてくれました。
そんな伊藤さんが自分でジェラート屋をつくろうと思い立ったのは今年4月。「ジェラートが食べたかったんです」と、そのシンプルなきっかけを話してくれました。沖縄でおいしいジェラートと出会ってから、東北各地のジェラート屋を巡るも、納得のいく味は見つからず、それならば自分でお店を開こうと思ったのだそうです。
キャンパスには朝のつくりたてを届けてもらいますので、新鮮なジェラートの風味をぜひ確かめに来てくださいね!